ワールドホテルズ、第1四半期の宿泊数が3割増−レジャー、MICEに注力へ

  • 2010年6月11日

 ワールドホテルズ・アジア太平洋地区担当副社長のローランド・イェッゲ氏は、6月10日に開催したメディア昼食会の場で、世界経済が低迷する中、2010年第1四半期の総宿泊数が前年比30%増となった点をあげ、好調さをアピールした。

 2009年の日本人宿泊数も25%増と好調。2010年はレジャーやMICEなどにさらに注力することで、30%増を見込むという。MICEの取り扱いを増やす施策として、同社は昨年から導入したインセンティブプログラムの延長を決定。5000ユーロ以上の予約を2010年12月31日までに完了すると、予約者に50ユーロ相当のギフト券をプレゼントするもので、予約総額に応じて最大1000ユーロまで付与する。

 また、アジア太平洋地域の4月の宿泊数も57%増と好調に推移しており、今後はアジア市場に注力していく方針だ。例えば上海の加盟ホテルでは上海万博の開催にあわせ、万博のチケットと移動手段、宿泊がセットになった宿泊パッケージ「エキスポ・スペシャル」を発表したという。

 なお、2010年の新規加盟ホテル数の目標値は100ホテルに設定。すでに27ホテルと契約を終えており、加盟ホテルの増加に対する活動も活発に実施していくという。