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インターコンチネンタル香港、日本市場重視で約20%のシェアめざす

  • 2010年3月4日
 インターコンチネンタル香港総支配人のジャン−ジャック・レイベル氏がこのほど来日、トラベルビジョンの取材に応じた。レイベル氏は、「日本人はアメリカ人に次いで2番目のシェア。スパやレストランの利用も多く、重要な顧客だ」と話し日本市場を重視する姿勢を示した。また、今回の来日では日本の旅行業界から市場動向を収集し、最近の嗜好やトレンドから新たなサービスや商品造成に活かす考えだ。

 今年はスパのリノベーションを予定している他、2011年には宴会場やミーティングルームの改装もあり、インフラ面の充実も進む予定という。こうした取り組みから、2010年の日本人シェアは「最低でも15%、できる限り17%以上をめざしたい」と意気込みを語った。

 なお、インターコンチネンタル香港はレジャー、ビジネスの割合がほぼ同じ50%だが、日本市場ではややレジャー層が多い。一方で、最近では日本の資本が進出する広州と組み合わせたビジネス向けのパッケージプランもある。レイベル氏は、「日本と中国は国だけでなく民間レベルで交流が盛ん。中長期的に見てもビジネス需要は増えるだろう」とし、レジャー、ビジネス双方に対し注力していく方針を示した。