09年の宿泊料金が14%下落、アジアの値下がり続く−ホテルズドットコム調査

  • 2010年3月3日
 ホテル予約サイトのホテルズドットコムが取りまとめた調査によると、世界主要都市にあるホテルの2009年宿泊料金の平均価格は前年比14%減となった。これは、調査を開始した2004年の平均価格よりも値下がりしていた。地域別に見ると、ヨーロッパは13%減、アメリカは14%減、アジアは16%減、中南米で21%減であった。通年での下落率は2桁幅だったものの、2009年10月から12月までの第4四半期では7%減にまでとどまった。一方で、アジアの下落率は第4四半期も値崩れが続き、19%減の値下がりとなった。

 日本人旅行者が支払った宿泊料金は前年に比べて減少し、日本人旅行者が宿泊した主要都市の中で平均宿泊料金が上昇した都市はなかった。このうち、日本人旅行者が支払った宿泊料金でもっとも高かったのはニューヨークで、1泊あたり平均2万1851円を支払った。次にパリが高く、1泊あたり1万9990円となり、ローマが1万9131円、ミラノが1万7742円、ワシントンが1万7556円と続いた。また、人気の高いソウルやホノルルでも宿泊料金は値下がり傾向を見せ、一室1泊あたりの平均宿泊料金はソウルで34%減の1万2349円、ホノルルで19%減の1万6844円であった。