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コンコルドホテル、法人とMICE需要を伸長へ、パリのルテシアの認知向上も

  • 2010年2月19日
 コンコルドホテル&リゾートは今年も、コーポレート、ミーティング&イベント(M&E)、レジャーの3つをキーセグメントし、展開していく。日本支社長・アジア地区ディレクターの大野惠子氏によると、2009年は世界的な経済不況により特に上半期が厳しい状況にあったが、最終的には目標を達成。その理由として夏以降のレジャーの戻りとM&Eの増加をあげる。そこで日本市場では8割を占めるレジャーは重視していくものの、さらにコーポレートとM&Eの比重を伸ばしていく考えだ。

 そのためコーポレートでは、コスト削減を理由に利用ホテルのランクを下げる企業が多いことから、ランドリーや飲食など目に見える費用軽減サービスを開始し、丁寧な交渉を続けている。また、M&Eでは全国各地でのMICEセミナーを継続し、担当者への地道なアプローチをしていく。直接顔をあわせることで、MICEの案件があがったときに、連絡が入ることも多いという。


▽コンコルド・オペラ・パリをオペラ地区のランドマークに

 先ごろ開催した業界向けのレセプションでは、キーハイライトとして「ホテル・コンコルド・サンラザール」を「コンコルド・オペラ・パリ」に改名したことを発表。昨年12月、オペラ地区のランドマークとなるべく、プレジデンシャルスイートにはマリア・カラス、ミーティングルームやボールルームにもカルメンやボレロなど、オペラやクラシックをテーマにした名称をつけ、オペラをイメージさせるデラックスホテルとしてリブランディングをしている。

 また、セーヌ川左岸のサンジェルマン・デ・プレ地区にある「ホテル・ルテシア」は、今年の開業100周年を記念したアニバーサリープランを実施している。同ホテルはパリで歴史が古く人気が高いものの、日本市場ではそこまで知られていないことから、100周年を機に日本市場での知名度を上げ、日本マーケットのシェア拡大に努めていく考えだ。


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