ジェットスター、成田増便と羽田線に「興味」−ベッキーさんで新キャンペ

  • 2009年12月9日
 ジェットスター航空(JQ)日本支社長の片岡優氏は12月8日、2010年の首都圏空港再拡張後の成田増便と羽田線の就航について「興味を持っている」と語った。現在は「いろいろな選択肢を検討しているところで、すべて一長一短がある」といい、判断要因は需要と機材繰りだ。

 1周年を迎える成田線は、これまで約25万人が利用。5月から8月にかけて修学旅行などのキャンセルが相次いだが9月以降に上向き、結果として「当初の想定より良い」という。関空線も1月からの累計旅客数はプラス成長している。JQ全体でも、金融危機の影響はあったものの、2009年6月期のカンタス航空(QF)グループの決算で、業務渡航の減少の影響を受けたQFよりもJQの方が高い利益を計上した。

 また、現在の旅客の利用動向としては、平均して全体の65%が日本人旅客で、そのうち9割がレジャー需要。初めて海外旅行をする人が20%を占める一方、リピーターの増加が顕著だ。

 なお、新キャンペーンでは、引き続きベッキーさんを起用。「オーストラリアでベッキーと遊ぼう!ジェットスターグランプリ」と題し、女性をターゲットに展開する。「あなたのプラス思考が目覚めた瞬間」「ベッキーとオーストラリアでやってみたい何か特別/ユニークなこと」をテーマに作文などを募集し、オーディションを実施して受賞者を決定。受賞者は現地でベッキーさんに会えるほか、今後のJQの広告活動にも参加できる。

 また、1部の日にちをのぞく2010年3月16日から7月13日の搭乗期間限定で、成田/ゴールドコースト線と成田/ケアンズ線のジェットセーバー運賃を8880円で提供する特別セールも実施する。