クルーズ未経験者の参加希望84%−意欲高く、最大の阻害要因は高額イメージ

  • 2009年12月3日
 ジェイティビーが実施したクルーズに関する旅のアンケート「たびQ」で、今後のクルーズへの参加意欲が「経験者」が90%であったのに対し、「未経験者」も84%で高い意欲があることがわかった。ジェイティービーではクルーズ人口が増加傾向にあるのは、経験者のリピーター率の高さと未経験者の高い参加意欲も貢献しているとみている。同調査は10月29日から11月10日まで実施し、有効回答数は3198件。そのうちクルーズ経験者は22%。

 経験者に「クルーズに参加してよかったこと」を聞くと「ゆったりした時間がすごせる」が54%と過半数以上、続いて「船内のアクティビティが楽しい」が18%。他の旅行とは違う時間の過ごし方ができる点が評価され、クルーズの楽しみのポイントとなっている。乗船したのは日本船が45%、外国船が40%で両方が15%。期間は1日から3日間が77%と最も多く、手はじめにショートクルーズから体験する人が多いようだ。以降、4日間から7日間が15%、8日間から14日間が4%、2週間以上が2%と、期間が長くなるにつれて少数になる。人気の海域は日本国内が45%だが、海外では地中海・エーゲ海が13%、アジアが12%、オセアニアが8%、バルト海が5%、カリブ海が3%となっている。

 一方、未経験者が希望する海域は地中海・エーゲ海がトップで39%。以降、日本国内が22%、世界一周が19%、カリブ海が10%と続く。今まで参加していない理由は、「長期に不在できない」が27%、「機会がなかった」が10%、「船が苦手」が9%よりも「高額なイメージがある」が43%と最も多い。また、「服装が面倒」が5%、「退屈しそう」が3%、「外国語が心配」が1%で、旅行の検討に入る前に金額的ないメージであきらめていることがうかがえる。