日本航空、松本空港から地点撤退−FDAが2路線承継へ

  • 2009年12月1日
 日本航空(JL)は11月30日、2010年6月1日に信州まつもと空港の3路線を運休し、同空港から地点撤退することを発表した。採算性向上に向けた路線見直しの一環で、札幌、福岡、伊丹の3路線を廃止する。すでに発表済みの分と合わせると、運休は18路線、地点撤退は3路線となる。JLでは、今後も2010年度以降の運航計画をさらに見直し、決定し次第発表するとしている。

 一方、同じく11月30日、フジドリームエアラインズ(FDA)が福岡線と札幌線の開設する方針を表明。「JL撤退との空白ができないようにしたい」との考えで、6月1日運航開始をめざして準備を進める。運航頻度などの詳細は今後詰めていく。

 なお、現在信州まつもと空港の発着路線はJLの3路線のみで、JL撤退により路線全廃の可能性もあったが、FDAにより1路線の減少に留まる見通しとなった。


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