郵船航空、旅行部門は営業利益90%減−日本郵船の客船部門は赤字化

  • 2009年10月28日
 郵船航空サービスの2010年3月期第2四半期(2009年4月1日〜9月30日)の連結業績のうち、郵船トラベルを含む旅行部門は営業収益が前年比44.0%減の15億5600万円、営業利益が90.1%減の2800万円となった。クルーズ旅行の手配は4月から順調なスタートをきったものの、ゼロコミッションや新型インフルエンザによる業務渡航の自粛などで取扱人数が低迷したという。

 また、日本郵船の客船事業は、売上高が27.9%減の193億7200万円、営業損益が2億1600万円の赤字(前年、以下同:27億4200万円の黒字)、経常損益が3億9700万円の赤字(26億600万円の黒字)。夏場のクルーズが前年並みに好調であったものの、米国市場が経済危機の影響を受けた結果、乗船率が前年割れ。広告宣伝費などの費用削減に努めたほか、燃料価格も値下がりしたものの、減収減益となった。