リーディングホテルズ、夏期の総宿泊数が前期比14%増−平均単価も増加

  • 2009年10月21日
 ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールドによると、今年5月から8月の期間の加盟ホテルの販売宿泊数が、1月から4月までの前期と比較して13.5%増加する見通しとなった。宿泊数増加の大半はヨーロッパの加盟ホテルによるもので、地域全体での宿泊数も22%増。国別では、フランスが最多で、ギリシャ、スペイン、イタリアも宿泊数を伸ばした。ヨーロッパでの宿泊数の伸びに最も貢献したのはアメリカ人で、次いでブラジル人の貢献度合いが高かった。ブラジル人旅行者の伸びは顕著で、フランスとイタリアの加盟ホテルでは国籍別の3位に入るという。

 また、1泊あたりの平均客室単価は、前期比8%増の417米ドルと最高額を記録。同グループでは、市場競争力維持のための値下げ圧力がかかるなかで、「価値、クオリティ、顧客サービスを大切にする確固たるブランドとして支持されている」ことがこの結果につながったとコメントしている。また、電話での予約受付業務の改善や、新マーケティングプログラムの開発などの施策も奏功したと分析している。