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夏の海外旅行、人気はアジアと欧州、日数は8.8日−フォートラベル調査

 フォートラベルがこのほど実施した調査によると、回答者のうち2009年7月から9月に海外旅行を実施した人に人気が高かった旅行先は、アジアが43.7%と最も高く、次いでヨーロッパが32.7%、ハワイを含む北米は10.1%で3位となった。また、海外旅行者の平均休暇日数は9.0日で、前年よりも1.2日少なかった一方、海外旅行期間は0.9日多い8.8日となった。

 また、回答者全体に対して夏の休暇のすごし方を聞いた質問では、海外旅行が35.3%で最も高く、国内旅行の25.8%を上回った。燃油サーチャージの廃止や値下げ、円高などのプラス要因が考えられる。新型インフルエンザの影響についてはあまり見られず、むしろ5月、6月に旅行を断念した人の需要により伸びた可能性もある。ただし、フォートラベルが旅行情報サイトであり、最近1年間で海外旅行を経験した人が74.3%となるなど、もともと旅行に興味を持っている人が回答者に多いことは留意が必要だ。

 このほか、海外旅行の申し込み窓口では、パソコンが3.8ポイント増の76.2%となった。携帯電話が0.2ポイント増の0.6%、電話が2.7ポイント増の8.8%であるのに対し、旅行会社の窓口は19.3%から12.7%と6.6ポイント減少している。ただし、パソコンには旅行会社のオンライン販売も含んでおり、オンライン専門の会社とそうでない会社の区別はついていない。また、旅行の手配内容では個人手配が57.5%から59.5%に増加。添乗員付きは11.0%から10.7%とほとんど変わっていない一方、交通とホテルのセットが31.1%から28.8%となっている。