グローバルとジャルパック、ウィーンフィルと旅するバルト海クルーズ発売

  • 2009年9月28日
 グローバルユースビューローとジャルパックは、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団と旅するバルト海クルーズツアーを2社限定で販売する。2010年7月6日の出発限定で14日間の日程。グローバルユースビューローでは2008年に同様の内容で地中海クルーズツアーを販売し、約80名を集客。同社常務取締役の柴崎聡氏によると、すでに前回の参加者のうち10名から申込みがあったといい、今回は2社で80名の集客をめざす。

 グローバルユースビューローによると、今回は、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のメンバー約100名とともにバルト海をクルージングする。楽団創設者オットー・ニコライ氏の生誕200周年であることから、メインイベントとしてロシアのカリニングラードでロンドン交響楽団の著名指揮者ヴァレリー・ゲルギエフ氏が指揮するガラコンサートを開催するほか、その他の寄港地でもコンサートを実施。室内楽コンサートも、少なくとも4回は実施する予定だ。また、前回同様、クルーズ船内でリハーサルを観賞したり楽団員と交流したりでき、柴崎氏は「乗客もウィーンフィルの一員になったような感覚を味わえる」と話す。さらに、今回は日本人にあわせたエクスカーションを取り入れ、音楽以外も楽しめるよう工夫。キャビンは6カテゴリーで展開し、旅行代金はインサイドキャビンCであれば99万8000円から、ジュニアスイートであれば167万8000円からとなる。

 ジャルパックヨーロッパ部・商品開発部部長の斉藤良氏は、「ウィーンフィルのコンサートツアーは実施していたが、一緒に旅する商品を初めて販売でき嬉しい」とコメント。10月22日からの販売開始を予定しており、JALグローバルクラブ会員や上級会員向け会員誌「Agora(アゴラ)」を通じて告知し販売する予定。クルーズ発着地までの往復は日本航空(JL)便を利用する。カテゴリーや手配内容は基本的にグローバルユースビューローと同様になる予定で、価格なども含めて今後決定する。