ホテルオークラ、バンコクに進出−海外50ホテル、1万5000室めざす

  • 2009年9月28日
 ホテルオークラは2012年3月から、「ホテルオークラバンコク」の運営を開始する。現地ホテル経営会社のTCCラグジュアリー・ホテルズ&リゾーツから運営を受託する契約を結んだ。ホテルオークラが進める海外事業展開の一環で、東南アジアへの運営拠点の拡大、オークラブランドの認知向上と新規顧客の獲得をめざす。

 ホテルオークラバンコクは、スワンナプーム空港から車で約40分の距離にあり、スカイトレインのプルンチット駅と直結される予定。客室数は242室で、「落ち着き」と「『安らぎ』のあるおもてなし」「『和』と『タイ』のアジアンデザイン」をコンセプトにするという。屋外プールやスパ、洋食や中国料理、タイ料理を提供するオールデイ・ダイニング、寿司や鉄板焼き、天ぷらコーナーを併設する和食レストランなども設ける。宴会場は4室で最も大きな部屋は650平方メートルとし、ビジネスと観光両方の需要を取り込む。

 なお、ホテルオークラでは、海外事業展開戦略として、アジア市場に注力。2006年にはバンヤンツリー・ホテルズ&リゾーツ、2007年にはタージ・ホテルズ・リゾーツ&パレスとジョイントマーケティング契約を締結したほか、現在もマカオと台湾に3件のプロジェクトを進めているところという。今後、事業規模を2018年までに50ホテル、1万5000室まで拡大する方針だ。