台北市、「2010台北国際花の博覧会」へ向け積極的なキャンペーン開始

台北市は、つつじや桜などで有名な陽明山のフラワーフェスティバルをはじめ、一年中美しい花々が咲く「花園都市」として知られている。脱氏は「台北市は美しい花の咲く街路樹が多いことでも有名。3月に赤い花を咲かせる木綿(キワタノキ)は特に見事で、北投温泉周辺の桜やツツジもおすすめだ。花を愛する日本人には、特に楽しんでいただけると思う」と語り、花のシーズンにあわせて花博見学の日程を組む旅も紹介した。さらに、台湾では自宅の庭を一般公開する「オープンガーデン」の習慣は今まであまりなかったが、一般家庭や有名な庭園などの見学を含むツアーも企画したいとのことだ。
台北市は近年、MRTをはじめとする公共交通網の整備が進められており、台北花博に向けてさらなる利便向上が期待されている。また、現在3軒の大型ホテルがオープン準備中であるのをはじめ、既存の宿泊施設の改築、改装も進み、今後、開催までにさらに3000室程度の増加が見込まれるという。小規模ホテルや旅館なども外国客の受け入れに積極的で、手頃な値段の宿泊施設も増えるという。脱氏は日本滞在中に、多くの旅行代理店を訪れる予定。「業界の方々に直接、花博見学を盛り込んだパッケージツアーを企画していただけるよう、お願いする」と意欲的に語った。
なお、記者会見に先だち、台湾の人気女優グイ・ルンメイ氏が台北花博のキャンペーンのために来日。日本側ではタレントの南明奈氏が親善大使に就任し、注目を集めた。