クラツー、ナショナル・ジオグラフィックと提携、体験型SIT商品を展開

  • 2009年9月17日
 クラブツーリズムはこのほど、米国のナショナル・ジオグラフィック協会と提携した。ナショナル・ジオグラフィック協会は、世界の自然や文化、歴史の研究・調査を支援する世界最大規模の非営利科学・教育機関。世界31ヶ国・地域で現地語版が発行され、合計発行部数が900万部を超える月刊誌「ナショナル・ジオグラフィック」でも知られる。クラツーは、「ナショナル・ジオグラフィック・エクスペディション」などのブランドで300コースを上回るツアーを企画、販売する同協会のトラベル部門と提携した。2010年1月から販売を開始する。体験型のSIT商品を1ヶ月2コースずつ設定し、年間で500名の集客をねらう。

 ナショナル・ジオグラフィックのツアーは、「エキスパート」と呼ばれる専門家が同行する教育的要素を特色としている。クラツーでも研究者や写真家の「エキスパート」が同行する独自の旅行プログラムの提供をめざす。エキスパートの人選は、ナショナルジオ・グラフィック誌の日本語版を発行する日経ナショナル・ジオグラフィックと連携して実施する。協会からエキスパートの派遣や企画のアドバイスも受けるという。ターゲットの顧客層は、クラツーの旅行情報誌「旅の友」の読者約300万人と、ナショナル・ジオグラフィック誌日本語版の定期購読者約8万人を中心にすえる。

 まずは、2010年春の実施に向け、「エジプト考古学長官ザヒ・ハワス博士による、ギザピラミッド群の成立に関する最新の研究内容解説を含むエジプトツアー」などの準備を開始している。なお、ツアーの企画・実施は、クラブツーリズム海外SIT旅行センターが担当する。