上半期ホテル料金、約2割値下がり、5年ぶり安値も−ホテルズドットコム調査

  • 2009年9月16日
 ホテル予約サイト「ホテルズドットコム」の調査によると、主要都市にあるホテルの2009年上半期の平均宿泊料金は、世界全体で前年比17%減となった。特に6月の宿泊料金は、調査を開始した2004年1月の1%増で、5年間で最も安値となった。特に中南米で値下がり傾向が強く18%減となったほか、北米は17%減、ヨーロッパは16%減、アジアも17%減となった。最も下落幅が小さかったのはカリブ海地域で、値下がり率は2%減であった。

 都市別で見ると、モスクワが52%減と最も値下がり。ムンバイが42%減でこれに続いた。日本人訪問者数の多い年では、例えばホノルル19%減、ソウルと香港が22%減、北京32%減、シンガポール35%減、バンコク16%減、ローマ21%減、ラスベガスとシドニーは30%減、パリ18%減などとなった。

 なお、調査は広告表示料金ではなく、1部屋あたりの実勢価格を追跡調査。全世界の1万3000都市、7万8000軒のホテルで宿泊者が実際に支払った料金に基づいた数値という。