南房総・千倉の旅館、民宿で「メガ伊勢海老」プラン

 千葉県南房総市の千倉町旅館組合と民宿組合は9月1日から、宿泊企画「千倉産にこだわる メガ伊勢海老プラン」を始めた。地元で獲れた重さ300グラム以上の伊勢エビを1人に1尾つける。千倉産のものを千倉に泊まって食べる「千産千消」としてアピールしている。

 プランは昨年に続き2回目。千倉町には日本で唯一の料理の神様「高家神社」があり、漁協や観光協会の協力も得て企画した。通常、宿や飲食店で提供される伊勢エビは100−250グラムが主だという。そのため、300グラム以上を両組合では「メガ伊勢海老」と名づけ、千倉ならでは旬の味として前面に打ち出した。もともと全国でトップクラスの水揚げ量を誇る千葉県産の伊勢エビは知名度がある上に、千倉では特に"大物"が安価で食べられるとあって昨年も好評を得た。

 宿泊客は「お刺身」「鬼殻焼」「各宿オリジナル調理法」を事前に選ぶことができ、2人以上で来た時は調理法の異なる伊勢エビを1尾ずつ味わえる。加えて刺身の盛合わせとサザエの壷焼きを共通メニューとし、各旅館、民宿のオリジナル料理をセットしている。千倉産に限定しているため、漁の関係で300グラム以上の伊勢海老が用意できない場合は、150グラム以上の伊勢海老を2尾つける。

 プラン料金は、1人1万980円から。11月30日まで展開する。


情報提供:トラベルニュース社