郵船クルーズは9月8日、同社が日本地区GSAを務めるクリスタル・クルーズから同社会長である田宮道雄氏、インターナショナルセールス担当ディレクターであるカレン・マン氏、アジア・パシフィック地域担当セールスマネージャーのウェンディ・リン氏が来日したのにあわせて記者会見を実施した。まもなくドック入りする「クリスタル・シンフォニー」の改装や、2010年に創業20周年を迎えるにあたり実施するキャンペーン内容、2011年のワールドクルーズの情報などを紹介。田宮会長は、最近の動向について「09年は昨年よりも予約が順調に推移した。すでに予約を受け付けている10年も好調だ」と自信を示した。また、船内にタミフルも積み込んでおり、新型インフルエンザへの対策を徹底している様子を伝えた。

　特に20周年記念となる来年のクルーズについて田宮氏は、「プライス・ギャランティーとし、予約後に追加されたサービスや割引についても、乗船時にすべて反映させる」と説明。さらにアルコール飲料や通信費、スパなどの支払いに利用可能な船上クレジットを1人500米ドルまたは1000米ドル分プレゼントする。また通常のクルーズでも、一人最大1,500米ドルの割引特典が受けられる20周年記念割引フェア、一人500米ドルまたは1,000米ドルの船上クレジットがプレゼントされるAs You Wishキャンペーン、2010年に乗船したクルーズが誕生日に当たる場合、次のクルーズを50％割引で行えるバースデー割引などを実施する。

　このほか、2010年に「クリスタル・セレニティ」で実施する108日間のワールドクルーズについて紹介。田宮氏は、「南アフリカや南アメリカなど、通常の旅行では行きにくいエリアを盛り込んだダイナミックなコース。寄港地でのオーバーナイトもふんだんに予定しており、創業20周年にふさわしい内容となっている」と語った。