エミレーツ・ホテルズ、ウォルガン・ヴァレーの開業準備が最終段階に

  • 2009年8月21日
 エミレーツ・グループのホテル運営部門が手がける「ウォルガン・ヴァレー・リゾート&スパ」が、10月1日のオープンに向けてまもなく竣工する見込みだ。建設作業やリゾート内の電気、水道システムは終了しており、メインプールやジム、エミレーツのオリジナルスパ「タイムレス・」スパも、7月末に完成。現在は客室内の整備とインテリアなど細部の詰めや仕上げが重点事項となっている。約半数には家具や備品が配備され、8月末にはすべてに完備する予定。

 同リゾートはエミレーツ・グループがアラブ首長国連邦以外で初めて手がける自然保護リゾートで、オーストラリアのブルー・マウンテンズの世界遺産登録地域の中心に位置する。生態学的なサスティナビリティを重視し、環境対策を施す一方、オーストラリアの伝統的な農場主の邸宅をイメージするなど地域の歴史と文化を尊重したデザインを取り入れた。また、同リゾートと隣接する世界遺産地域との間にはワラビーやワラルーといった土着の野生生物が生息しており、動物が地域内を行き来できる移動ルートも設置。敷地内で珍しい野生動物を見られる機会があるという。

 なお、同グループではセイシェル諸島でも自然保護を目的とした高級リゾート「キャップ・ターネイ・リゾート&スパ」の開業を予定している。


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