IHG・ANA、リブランドが一段落、新展開へ−グローバルでは約1700軒稼動予定
![](http://www.travelvision.jp/uploads/img4a6fcf7fbfc50.jpg)
IHG・ANA・ホテルズグループジャパンは、2006年末に全日空(NH)がインターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)と資本提携して設立したもので、従来のIHGのブランドホテルに加え、当時のANAホテルズ&リゾーツが運営していたホテルをインターコンチネンタルやクラウンプラザにリブランドしつつ運営している。最初の2年はリブランドを最優先にすえてきており、リブランドの前後を比べて「以前は外国人宿泊者には北米系が多かったが、今は欧州系など多様化が進んでいる」ほか、IHGのプライオリティ・クラブ・リワーズ会員の利用が増加しているなど、順調に進んでいる。
現在は、リブランドは一段落を迎えたとの認識で、次の展開として組織のグローバルネットワーク強化などを方針に掲げる。今回のワークショップ開催もこの方針にのっとったもので、「ネットワークが拡大したため、スケールを活かす」ことが目標だ。IHG・ANA・ホテルズグループジャパンとしての、IHGの海外ホテルの販売戦略は、「今回が初めての取り組みということもあり、参加者の声など結果をみつつスキームを構築したい」という。
▽IHG、全世界で約1700軒、23.6万室の稼動を予定
IHGでは、2009年3月31日現在、全世界で1697軒、23万6343室の稼動を予定している。営業中のホテルは4222軒、62万1696室で、営業中のホテル数の40%以上にあたるホテルの稼動を予定していることになる。ブランドのうち、もっともハイクラスのインターコンチネンタル・ホテルズは営業中が158軒(5万3976室)に対して稼動予定は68軒(2万1379室)、クラウンプラザは営業中が349軒(9万6188室)、稼動予定は126軒(3万8539室)などとなっている。
▽関連記事
◆ANAホテルズとインターコンチ、日本で共同ブランドを展開へ(2006/10/24)