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インターコンチネンタル・ホテルズ、法人契約で変動型料金を提供

  • 2009年7月28日
 インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)は先ごろ、アジア太平洋地域で展開する250軒のホテルを対象に、法人契約の客室料金に変動型の「ダイナミックプライシング」の導入を順次開始した。一般向けに提供している、需要を反映した変動料金で最低価格を保証する「ベストフレキシブルレート」から、さらに固定の割引率で法人契約向けに料金を設定するもの。割引率は宿泊目標数や総利用額などに応じて交渉して決定する。従来、IHGの法人契約は年次更新による固定型契約であったが、今回の料金設定で価格優位性を保証することになり、既存顧客の満足度向上に加え新規顧客の利用拡大をはかる。すでに見直しをはじめる法人企業も多いという。

 これにあわせ、IHG・ANAホテルズグループジャパンは7月27日から、国内の運営受託ホテルへの同料金の導入を順次開始した。法人契約需要の多いホテルを優先とし、まずは「ANAインターコンチネンタルホテル東京」「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」「ヨコハマ・グランド・インターコンチネンタル・ホテル」「ANAクラウンプラザホテル成田」「ANAクラウンプラザホテル大阪」から開始。9月末をめどに「ANAクラウンプラザホテル広島」「ANAクラウンプラザホテル福岡」などに拡大していく。