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アーコン・ホスピタリティ、運営効率化図る勤怠システムを開発

 国内で13ホテルを運営するアーコン・ホスピタリティ(東京都)はこのほど、労働時間をリアルタイムで把握し、生産性を分析するための勤怠システムを導入した。日々の稼働に応じた効率的な運営を図ることが狙いとしている。

 システムはネオレックス社製の「バイバイカード」をベースに構築。従業員が始業時と終業時に入力した時刻データをコンピュータが読みとり、人件費分析シートと月次・日次シートを作成する。

 人件費分析シートは、生産性をリアルタイムでチェックでき、1日単位または任意の期間で即座に行うことができる。さらに、各セクションの売上げや稼働率と人件費を照合することも可能だという。

 また月次・日次シートは、労働時間や人件費の予測を簡単に行えるもので、9万種類ものコードや図形を使い、部門長が自在にシフト表を作成できる。同社は従業員数とゲスト数のバランスを注目して分析するよう部門長に指導している。

 これまで、グループホテルで勤怠システムが異なっていたため標準化できず、ホテル間の比較が困難だった。今回はそれらの問題を解決した形になった。


情報提供:トラベルニュース社