「グリーン・ツーリズム商品コンテスト」企画を募集 オーライ・ニッポン会議

 都市と農山漁村の交流の推進に取り組むオーライ・ニッポン会議(養老孟司代表=東京大学名誉教授)は、農山漁村地域への旅行商品・企画において優れた事例を選定する「グリーン・ツーリズム商品コンテスト」を実施する。7月10日から商品・企画の募集を始めており、9月18日まで受け付ける。

 コンテストは、同会議が7月21日−2010年3月31日まで展開するキャンペーン「ようこそ!農村へ」の中心事業。優秀な企画の選定、モニターツアーの実施、成果の検証、商品化への過程をPRすることで、グリーンツーリズムを商品化する価値を高め、都市と農山漁村の交流促進につなげたい考えだ。

 応募要件は、農山漁村地域の団体・関係者と、旅行会社など旅行業資格を持つ事業者の共同提案であることが前提。日帰りも含めた1泊2日以内の日程で、継続的な取り組む予定の企画であること、モニターツアーを実施する予定があることが求められる。

 選定は、学識経験者や旅行会社などでつくる選定委員会を9月下旬に開催。地域への貢献や地域性を有する観光素材の活用、モニターツアーの実現可能性などの視点から選考し、優秀賞5点程度を選ぶ。結果は10月中旬をめどにウェブサイトなどで発表する。

 選定された企画・商品には、モニターツアーの経費の一部として50万円を上限に助成するほか、10月に実施予定の「オーライ!ニッポン地方シンポジウム」などでのアピールの場の設定や、消費者に向けてのPRを支援する。


情報提供:トラベルニュース社