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トラベルアイ、ホームレス・ワールドカップのミラノ大会応援ツアー企画

  • 2009年7月3日
 トラベルアイはこのほど、9月にミラノで開催されるホームレス・ワールドカップ2009の応援ツアーを企画、7月1日から販売を開始した。これは、ホームレスの人々に仕事を提供し自立を応援するビッグイシューとの協力によって実現したもので、ビッグイシューの理念に共感した同社が活動をサポートすることを目的としている。トラベルアイ代表取締役社長の西島善治氏は、「社員の熱い想いが今回の企画につながった」と語り、「利益云々ではなく、ビッグイシューの存在意義を伝えたい」と意欲を示した。トラベルアイの専門は業務渡航だが、すでに催行している国内エコツアーをはじめ、今後も社会や環境に関連する多様なツアーを企画していく方針だ。

 ホームレス・ワールドカップは、2003年にはじまったホームレスの人のみが選手として参加する4人制ストリートサッカーの世界大会で、昨年のメルボルン大会には延べ13万人が参加。日本での認知度はまだ低いものの、出場選手の中からプロやセミプロになる人もいるなど、世界ではレベルの高い大会として知られている。日本代表の「野武士ジャパン」は、2004年以来2度目の出場となるが、前回はヴァージン・アトランティック航空(VS)がロンドン行きの無料航空券を関係者に提供したことから参加が実現。今回も複数の団体のサポートによって出場が決まったという。大会はリーグ戦で、今年は48ヶ国が参加予定だ。

 応援ツアーは全3コースで、14日間のAコースとBコースではそれぞれ30名と24名、8日間のCコースでは20名の申込みを期待。7月2日現在、選手団とコーチ、サポーターで計18名の参加が決まっているという。滞在期間が長いことから学生を中心に集客をはかる予定で、現地での国際交流の機会なども検討している。同社のエコロジー研究室主任研究員の坂元美香子氏は、「国境を越えた格差や貧困を肌で感じる貴重な機会」と語り、ツアーを通じて参加者が世界に触れられることをアピールした。