JTB、日本プロバスケリーグと資本提携、チケット販売やシステム提供など

  • 2009年7月1日
 ジェイティービーは日本プロバスケットボールリーグと複合的な事業提携を締結、JTBは同社への資本出資を実施し、5月末の第3者割当増資のうち議決権比率4.4%の新株500株を6000万円で引き受けた。JTBが同社と提携するのは、スポーツを機軸とした交流文化事業の推進が目的。日本プロバスケットボールが運営するbjリーグでは地域社会に根ざしたスポーツ文化の育成と地域社会の貢献のほか、アジアでのクラブトーナメント開催もめざし、国際交流にも力を入れていることから、合致する共通理念を背景に提携を決めた。

 今後、JTBでは提携を通じ、地域ビジネスやスポーツマーケティングビジネス分野を強化する。bjリーグに対しては会員情報を管理するシステムを開発し、有料で提供するほか、JTBの全国約4000店舗で観戦チケットを販売。また、bjリーグのファンに向けた交流などの各種イベントや応援企画をプロデュースする。また、試合観戦以外の事業展開もはかる。bjリーグではJTBの店舗ネットワークや知名度を活かし、新規会員の獲得や会員向けサービスの充実をはかり、2010年6月期には年間観客動員数を100万人に伸ばすことをめざす。