北海道の08年度入湯客、4.2%減の2800万人

 北海道観光土産品協会はこのほど、2008年度の北海道の市町村別温泉入湯客数・入湯税額を発表した。

 それによると温泉利用者数は前年度に比べ4・2%減の2800万人だった。内訳は延べ宿泊者1150万人(2・5%減)、延べ日帰り客1630万人(3・8%減)で、ともに減少した。

 入湯税は総額で9500万円減って24億9100万円だった。

 同協会では毎年道内の全市町村を対象に入湯客数と入湯税額を調査している。今回は全180市町村のうち、温泉施設がある150市町村から回答を得た。

 入湯客数トップ10は、上位から札幌市、函館市、登別市、釧路市、小樽市、上川町、洞爺湖町、苫小牧市、北斗市、ニセコ町だった。

 定山渓温泉などがある札幌市の入湯客数は3・5%増の390万人。宿泊客1・4%増、日帰り客5・5%増と、ともに前年を上回り好調だった。

 入湯税額も前年度より1200万円増えて4億7300万円だった。

 そのほか入湯客数上位では函館市、苫小牧市、ニセコ町が前年度並み、もしくは前年度を上回った。昨年、洞爺湖サミットで全国的に注目された洞爺湖町の入湯客は8・5%減の75万人。サミット効果はなかった。


情報提供:トラベルニュース社