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08年度の海外旅行事故発生率、2.84%で過去最高を更新−ジェイアイまとめ

  • 2009年5月28日
 ジェイティービー(JTB)グループのジェイアイ傷害火災保険によると、2008年度の海外旅行契約者の事故発生率は2.84%(前年度:2.79%)となった。この発生率は35人に1人(同:36人に1人)が事故に遭遇したことになり、昨年度に続いて1996年の調査開始以来の最高値を更新した。保険金の支払い項目別では、治療・救援費用が前年度比0.2ポイント減の45.2%と最も高かった。このほか、2位は携行品損害で0.6ポイント増の35.7%と増加傾向を示し、3位は旅行事故緊急費用で0.2ポイント減の14.2%となった。

 発生率の高い地域は、ヨーロッパ、北米(ハワイ含む)、アジアの順で前年度と変化なかった。渡航地域の拡大にともない、発生地域が分散化する傾向も前年度と同様であった。保険金支払額では、1000万円を超える高額事故例が7件増の10件と大幅に増加。最も高額であったケースでは、スロベニアで観光中に脳内出血で意識を失ったケース。現地病院からヘリコプターで設備が整った病院に搬送され、30日間の入院と手術を要した。家族が駆けつける救援者費用や、医師と看護師が付き添うチャーター機での医療搬送などで費用が高額化した。


※訂正案内
訂正箇所:タイトル
誤:07年度
 ↓
正:08年度