Marriott Bonvoy

ノルマンディー、セールスミッション来日し印象派フェスティバルを紹介

  • 2009年5月25日
 フランス政府観光局は先ごろ、ノルマンディー地方観光局とルーアン観光局とともにノルマンディーの魅力を紹介する記念ディナーを開催、現地からセールスミッションが来日した。当日は、フランスの2ツ星レストラン、「Gill」のシェフ、ジル・トゥルナードル氏による料理を提供するとともに、2010年夏に開催する第1回ノルマンディー印象派フェスティバルについて説明。印象派画家がノルマンディー地方の景色を多く取り上げていることから、実際に足を運ぶことでより深く絵画を楽しむことができるという。フランス政府観光局日本局長のカトリーヌ・オーデン氏は、「印象派は日本で人気が高い。フェスティバルは重要なイベントになる」と話し、旅行会社に対し商品造成を促した。

 2010年が第1回目となる同イベントでは、6月から9月まで展覧会や演劇、コンサートなど多様なイベントを開催する予定だ。中でも、ルーアン美術館ではモネやピサロ、シスレーといった印象派の作品が集まるという。このほか、2009年の5月1日にはジヴェルニー印象派美術館がオープン。8月15日まで記念特別展「ジヴェルニーのモネの庭−風景を創る」を開催中だ。

 パリからノルマンディーの入口であるジヴェルニーまでは電車で約1時間の距離であるほか、2009年7月からシャルル・ド・ゴール空港からルーアンを通り、ル・アーブルまでつなぐ新たな鉄道路線がオープンするため利便性が向上。2010年春にはフランス政府観光局と協力し、他国のメンバーを含めたFAMツアーを実施する予定で、旅行会社向けにルーアンの魅力を訴えていく。また、ルーアンでの日本人の宿泊数は年間約5万泊で、団体旅行で訪れる外国人の中では、日本人訪問者数が最も多い。今回来日したルーアン観光局局長のイブ・ルクレール氏は、印象派が日本人に人気であることについて触れ、フェスティバルに加え、「ホテルやセーヌ川のクルーズ、食事などを組み合わせたツアーを旅行会社に訴えていきたい」と述べた。