パン・パシ、パークロイヤル・ホテルズの営業・予約業務を開始、本社統合

  • 2009年5月12日
 パン・パシフィック・ホテルズ&リゾーツと、シンガポールを拠点とするパークロイヤル・ホテルズ&リゾーツの本社である「ホテル・プラザ・リミテッド」は、社名を「パン・パシフィシック・ホテルズ・グループ」に変更した。両社は昨年10月にそれぞれの本社を統合しており、「パン・パシフィック・ホテルズ・アンドリゾーツ」と「パークロイヤル・ホテルズ&リゾーツ」の2ブランド体制としていた。今回の社名変更は「パン・パシフィック」をグループの総称とすることで、同ブランドの価値を最大限に利用するねらい。

 本社統合後、各業務の統合をすすめており、このほど日本を含むパン・パシフィック・ホテルズ・グループの営業所では、パークロイヤル・ホテルズ&リゾーツの営業、および予約業務を開始した。また、同グループが加盟するアライアンス「グローバル・ホテル・アライアンス」(GHA)のサポートメンバーであるマイクロシステム社の新予約システム「パンサー」を開発し、3月に稼動。全ホテルのコントロールを1ヶ所に集約することで効率的で生産的な業務が可能になり、導入後は収益が前年比26%増、宿泊数が23%増で推移しているという。

 なお、パン・パシフィック・ホテルズ&リゾーツはアジア、および北米に18軒のホテルとサービススイートを展開。一方、パークロイヤル・ホテルズ&リゾーツはアジア太平洋地域に7軒のホテルとサービス・アパートメントを展開しており、日本の旅行会社でも扱っている。現在はブランド統一と営業・予約業務を開始したアナウンスに注力しているが、今後は両チェーンホテルの特徴の違いを踏まえた営業方針を明確にし、発表する考えだ。