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浜名湖かんざんじ温泉に新ホテルと県下最大級の温浴施設

 静岡県・浜名湖かんざんじ温泉に6月29日、ホテルウェルシーズン浜名湖と日帰り温泉施設・華咲の湯が同時にオープンする。遠鉄観光開発が総事業費33億円をかけて整備するもので、宿泊客ターゲットの転換と温泉地の魅力向上を図る。

 ホテルウェルシーズン浜名湖は、今年1月まで36年間に渡って営業してきた遠鉄ホテルエンパイアを大幅にリニューアル。旅行市場が団体から個人、グループ客を中心に転換していく中で、旧ホテルの団体対応型から50-60代のアクティブ女性客にターゲットを絞った。施設は、旧ゆめ座敷8階建て42室をスカイコート棟と改称するほかは、すべて新築。4階建て80室のガーデンコート棟は、600坪の庭園を囲むように建ち、ほぼ全ての客室にバルコニーやテラスを設ける。畳に低床ベッドを置いた和モダンや和洋室、ユニバーサルデザインの客室など5つのタイプからなる。いずれも2-4人利用で、シーズンステイ20室を除き禁煙ルームとする。

 また、ホテル宿泊者専用の露天風呂も新設する。レストランは、既存のレストランを改装し「健菜美食」をテーマにしたビュッフェレストランと、和風ダイニングレストランを設ける。ビュッフェレストランは、地場産野菜を用いたメニュー、パティシエが作るオリジナルスイーツなどをそろえる。

 華咲の湯は、総面積9951平方メートルで風呂の総数が25カ所もある静岡県下で最大級の規模を誇る。自家源泉と、かんざんじ温泉の共同源泉の2つが楽しめるほか、大浴場には掛け流し風呂も設ける。大浴場は、檜風呂と露天風呂、岩風呂と露天風呂で構成する2つ。スチームミストや低温遠赤などサウナも4つあり、バイブラ湯、炭湯、寝湯など様々なスタイルの浴槽を備える。エステ、マッサージルーム、軽食、仮眠ルームといった付帯施設も設ける。ホテルウェルシーズン浜名湖の宿泊客は無料で入浴できる。

 料金は、ホテルが1室2人利用のビュッフェ料理プランで1泊2食平日1万5225円から。日帰り温泉は平日1人1365円、休日1785円。ランチバイキングと入浴セットは平日3360円。


情報提供:トラベルニュース社