国内ホテルでミーティング用PKG、WEBで取り込み−アーコン・ホスピタリティ

  • 2009年4月23日
 ホテル運営支援会社のアーコン・ホスピタリティは、国内のグループホテルのうち10軒で、ミーティングパッケージやグループ宿泊料金の提供を開始した。4月1日には、自社ウェブサイト上に掲載し、問い合わせフォームも設置してグループホテルでのミーティングなどの需要獲得を促進する。同社セールス・ディレクターの高木瑞枝氏は、ねらいは「利用者にとっての利便性」とし、パッケージ化による料金の明確さなど利用しやすさを打ち出す考えを説明。景気後退で企業が出張経費を削減するなど環境は厳しいものの、インセンティブやミーティングの需要は底堅いと期待する。

 ミーティングパッケージは9ホテルで導入し、会場費やマイク、コーヒー、筆記用具、ホワイトボードなど、ミーティングに必要なものを統一化して組み込んでいる。料金は1人2000円からで、食事つき、宿泊つきの料金も設定した。パッケージ化したことで、旅行会社を含めて販売する側にもわかりやすくなっているという。グループ宿泊料金は10ホテルで導入しており、15名または10室以上から利用可能だ。

 ウェブサイトでは、各ホテルのミーティングパッケージとグループ宿泊料金を比較できるように掲載。周辺観光など、ミーティングの企画に役立つ情報も載せている。また、問い合わせフォームを設置し、各ホテルの担当者と迅速なやり取りができるようにした。英語版のウェブサイトも開設しており、インバウンドに取り組む旅行会社などに利用を訴えていく方針だ。


▽アーコン・ホスピタリティ
http://www.archonhospitalityasia.com