御開帳に合わせ、信州ぐるっとキャンペーン始まる

 長野県と信州・長野県観光協会が4月1日から「信州ぐるっとキャンペーン」を始めている。

 善光寺の御開帳で訪れる600万人に、広く県内を周遊してもらうのが目的で、「信州国宝めぐり」や「信州いい湯めぐり」など4つのテーマに257カ所の観光スポットを設定し、スタンプラリーをしながら信州をめぐってもらう。

 テーマを1つ選び3カ所のスタンプを押して応募すると、抽選で100人に「信州のうまいもの」がプレゼントされる。抽選で外れても、各コースの応募者先着千人は「アート手ぬぐい」がもらえる。

 また、観光スポットで「キャンペーンブック」や、キャンペーンのホームページから印刷したスタンプシートを見せると割引などの特典を受けられる。
 キャンペーン期間は6月30日までで、応募は7月1日の消印有効。

 設定した4コースと観光スポットは「信州国宝めぐり」7カ所、「信州ご利益めぐり」28カ所、「信州いい湯めぐり」120カ所、「信州のアートめぐり」102カ所の合計257カ所。各所にスタンプを設置した。

 国宝めぐりコースには4月5日から御開帳が始まった善光寺(長野市)や松本城(松本市)が入っている。松本城は拝観料の割引がある。また、アートめぐりコースには、長野県信濃美術館・東山魁夷館(長野市)など美術館や記念館をラインナップした。コースごとに施設の場所や特典の内容をキャンペーンブックやHPで確認できる。

 キャンペーンブックはB5判14ページの小冊子で40万部作製。15万部を市販のガイドブックに綴じ込んだほか、長野県内の高速道路の34カ所のサービスエリアに10万部を配布した。SA版にはSA内のショップやレストランで使える優待券もつけた。キャンペーンの予算は900万円。


情報提供:トラベルニュース社