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兵庫デスティネーションキャンペーンが開幕、6月まで多彩な催し

 兵庫県と県内各市町、JR6社が展開する兵庫デスティネーションキャンペーン(DC)が4月1日、スタートした。兵庫でのDCは初開催。6月までの3ヶ月間、各地でイベントや特別プログラムが行われる。

 兵庫は5つの国の集まりと言われ、多様な風土や文化を有している。DCでは、港町神戸、歴史に彩られた播磨東部・西部、神話の郷・淡路、自然豊かな但馬、人気の居住区である阪神、伝統の風土が息づく丹波の7エリアに分け、魅力を紹介している。

 神戸といえば港町とファッション。水陸両用船「スプラッシュ」は、車として市街地を案内し、神戸港では船として港内を周遊する。着水時は水しぶきが上がり、迫力満点だ。また、帽子店「マキシン」では婦人帽のオーダー体験、夜はジャズバーと夜景で大人の神戸を楽しみたい。

 播磨西部は世界遺産・姫路城がシンボル。5月31日まで化粧櫓内部などを特別公開している。東部は“播州の法隆寺”こと加古川市の鶴林寺で平安時代建造の太子堂を特別公開。タコと鯛のまち・明石からは「たこフェリー」で淡路へ。

 淡路では地域食材の淡路牛、たまねぎ、米を使った「淡路島牛丼」に注目。地域ブランドとしてDCを機に開発したもので、約50店舗でオリジナルの味が楽しめる。

 但馬は、文豪ゆかりの城崎温泉で外湯めぐりが魅力。地場産業である豊岡かばんのオーダー体験、小京都・出石での皿そばめぐりも実施している。「コウノトリの郷公園」で特別天然記念物・コウノトリが目の前を飛び交う光景は必見。

 阪神では芦屋市の高級住宅地「六麓荘」の町並み見学、丹波では日本六古窯のひとつ丹波焼の陶芸体験が、地域の風土に触れる目玉企画だ。


情報提供:トラベルニュース社