石川県加賀市、「城下町が甦る」イベント

 石川県加賀市で4月10日から12日、江戸期まで城下町だった大聖寺地区で当時の賑わいを再現する催しが行われる。KAGA旅・まちねっと(加賀市観光情報センター)が主催する「城下町が甦る日 大聖寺」で、城下町結婚式やミニツアーなどが予定されている。

 この地方に古くから伝わる風習を再現した結婚式は11日に行われる。嫁ぎ先の玄関で花嫁が実家の水を口に含み、実家には戻らないと誓い、その盃を割る「水差しの儀」など古式に則った祝言で、町なかの花嫁行列や大聖寺川を舟で行く花嫁が見られる。新婦は大阪出身だそうだが、新郎は地元出身だという。「狐の嫁入りのような結婚式を挙げたい」と新婦が希望したそうだ。

 10日から12日は、大聖寺・熊坂川沿いの桜並木や、大聖寺藩主の別邸で重要文化財の長流亭から桜を眺める「夜桜散歩」を実施する。19時30分から21時30分のミニツアーで、流し舟の乗船料や長流亭の入館料を含み参加費は2000円。加賀温泉郷の宿泊客も夕食後参加できる。

 桜の花見では11日から12日に加賀神明宮で「桜まつり」が開かれるほか、12日は流し舟の桜鑑賞ツアーも実施される。

 KAGA旅・まちねっとでは「地域づくりに励むキーマンたちが一堂に力を合わせ、城下町大聖寺をにぎやかに演出します」としている。

 問い合わせは電話0761−72−6678。


情報提供:トラベルニュース社