バンヤンツリー、永久会員権向けアパートメントを京都にオープン、4月満室

  • 2009年3月27日
 バンヤンツリーホテルズ&リゾーツは、「バンヤンツリー・プライベート・コレクション」(BTPC)向けの施設として京都にアパートメントをオープンした。BTPCは譲渡可能な永久会員権を提供するデスティネーションクラブで、2006年半ばに本社のあるシンガポールで開始。日本では2007年にセールスを開始している。個人、法人を対象にしており、企業のエグゼクティブクラスを中心とした個人会員が9割程度を占めるという。

 京都のアパートメントは中京区の市役所そばにあり、市街の観光がしやすい立地だ。アパートメント施設だが、コンシェルジェサービスを用意するほか、バンヤンツリーで利用するすべてのアメニティを用意し、館内デザインも同リゾートの雰囲気にあわせている。客室は2ベッドルームで120平方メートルの広さ。3月28日に最初の利用者が滞在し、4月は満室。海外からの利用者が多く、「バンヤンツリーのブランドとコンシェルジェサービスがあるので、日本の観光に不慣れな海外の利用者にとって、安心感がある」と、BTPC担当の西山氏は話す。

 個人用の永久会員権は1週間の場合、入会費が12万米ドル、年会費が3000米ドル、2週間の入会費は15万米ドルで年会費が6000米ドル。滞在中はリゾートが提供する飲食、スパ、ギャラリー商品について割引などの特典もある。利用可能な施設は所有ヴィラが京都の施設を含む8軒で、提携ヴィラが5軒。提携ヴィラは1週間、2週間の会員問わず、年間3泊までの利用となっている。