近いぞ!鳥取 3月28日から県外マイカー向けキャンペーン

 鳥取県は3月28日−4月12日の土日曜日に「ようこそようこそ近いぞ!鳥取県キャンペーン」を展開する。県外マイカー利用客を対象に、県立観光施設の入場無料化や特産品プレゼントなどを行う。28日から実施される高速道路料金の値下げに合わせた。

 28日には、鳥取市河原町の「道の駅清流河原」と米子自動車道の「蒜山高原サービスエリア」でオープニングイベントを実施する。このうち河原では、平井伸治知事がマイカー客に直接とっとりカレーなど特産品を配布するほか、鳥取県のゆるキャラ・トリピーが雛人形に扮して出迎える。29日に行われる用瀬町の「もちがせ流しびな」や27-29日に智頭町で開く「智頭・備前街道 雛あらし」もPRする。特産品のプレゼントは先着1000人。

 また、県外からマイカーで来た観光客は28−29日に鳥取砂丘こどもの国(鳥取市)、中国庭園・燕趙園(湯梨浜町)、とっとり花回廊(南部町)、夢みなとタワー(境港市)の県立施設が無料で入場できる。28−29日と4月4-5日には県内のドライブインなど13施設でラッキョウや饅頭、ちくわなど土産品をプレゼントする。13施設は、県東部地区が▽山陰松島遊覧▽砂丘センター▽砂丘会館▽砂丘フレンド▽前田商店▽浜下商店▽中村商店、中部地区が▽スイートランドTAKARA▽燕趙園、西部地区が▽お菓子の壽城▽とっとり花回廊▽境港さかなセンター▽大漁市場なかうら−となっている。

 さらに4月4-5、11-12日は東郷温泉「ゆアシス東郷龍鳳閣・中国風呂」、はわい温泉「ハワイゆ〜たうん」、三朝温泉「たまわりの湯」、中山温泉「ゆーゆー倶楽部NASPAL」が100円で入浴できる。通常300-420円を割り引く。

 キャンペーンは、鳥取自動車道・智頭−河原間が3月14日に開通したことも記念する。同道は、兵庫県の中国道・佐用ジャンクションから鳥取市を結び、これまで岡山県西粟倉村−鳥取県智頭町間が開通していた。今回の開通で大阪−鳥取間が10分短縮し3時間10分で結ばれるようになったほか、通行料が無料の自動車専用道路として鳥取県は中京圏や京阪神でPRしてきた。県では「高速道路の大幅な値下げで無料で走れるメリットは乏しくなったかもしれませんが、鳥取県が近いことをアピールしたい」とし、4月18日から鳥取砂丘で開く世界砂像フェスティバルをメーンにした鳥取道開通記念イベント「鳥取・因幡の祭典」に弾みをつけたい考えだ。


情報提供:トラベルニュース社