まだまだ続く「篤姫」ブーム 鹿児島県

 高視聴率を得た2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」で、篤姫の故郷の鹿児島市に設けられた「篤姫館」の入館者が今年2月中旬までに60万人に達した。当初見込みの3倍で、ドラマ終了後も来館者が訪れていることから県では、篤姫館が閉館する4 月以降には歴史資料センター黎明館に特別コーナーを設ける。

 黎明館の特別コーナーには、篤姫の籠や衣装、ドラマで用いた碁盤など小道具を展示する。また、2月にリニューアルオープンした維新ふるさと館には、篤姫館で展示されていた「篤姫の居室セット」が移設、4 月中旬から公開される。

 さらに、篤姫の義父だった島津斉彬の生誕200年を今年迎えることから、県では斉彬が開設した集成館が近代化産業遺産として世界遺産の暫定リスト入りしたことと合わせ、斉彬にスポットを当てたイベントやセミナーなども計画している。

情報提供:トラベルニュース社