クイーン・メリー2、横浜に初寄港、日本人乗客数は約100名、QVは約50名
キュナード・ラインのクイーン・メリー2(QM2)が3月6日、横浜港大黒ふ頭に寄港した。QM2は総トン数が15万1400万トンで、日本に寄港した船の中では過去最大。当日は見学会を開催し、旅行会社関係者など約400名が参加した。また、QM2の横浜寄港の前日である3月5日にはクイーン・ヴィクトリアが長崎港に寄港。両客船ともワールド・クルーズの途上で寄港したもの。今回は、日本の前後の寄港地を利用した日本特別区間が日本市場向けに設けられ、日本人は、QM2には92日間のフルクルーズ参加者5名を含む約100名、QVにはフルクルーズ107日間の3名を含む約50名の乗客があった。
キュナード・ラインの日本地区総代理店であるクルーズバケーションでは2008年、クイーン・エリザベス2(QE2)の引退の話題性を追い風に、キュナードの販売を強化する方針であった。同社代表取締役の木島榮子氏によると、取扱は07年から倍増したという。09年はQE2の引退で2隻体制になるため全体数は減少するが、QE2の販売分を除けばプラス成長の見込み。ただし今年は世界的な景気低迷により、予約が遅く推移している。特にラグジュアリークラスのロングクルーズに影響が見えるが、一方でこれまでクルーズに興味があったものの、値段を気にして参加を躊躇していた客層など、円高の影響で50万円のクルーズが40万円程度で参加できるようなプレミアムクラスのショートクルーズなどに、新たな客層が入りつつある。クルーズ市場全体では概ね順調に推移しているという。
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