京阪神の3ホテルが「神仏霊場巡拝」で共同プラン

 京都ホテルオークラ(京都市中京区)、ホテルオークラ神戸(神戸市中央区)、リーガロイヤルホテル(大阪市北区)は3月11日から14日の4日間、京阪神の有名社寺をめぐり宮司の講話や特別拝観を組み込んだ宿泊プランを販売する。2008年3月、近畿地方を中心にした著名な150社寺が明治以来140年ぶりに神仏習合し発足した「神仏霊場会」の巡拝道の一部を体験するもので、3ホテルが初めて共同で企画した。

 プランは「神仏霊場を訪ねて〜名社古刹を巡る〜」。3月11日は下鴨神社を正式参拝し、宮司の講話を聞き、京都ホテルオークラに宿泊。12日は、御香宮神社と岩清水八幡宮を正式参拝し、宮司の講話や抹茶の接待、神宝を見学する。泊まりはリーガロイヤルホテル。13日は、住吉大社で正式参拝や神楽を見学し、四天王寺の境内を案内付で特別拝観する。ホテルオークラ神戸で宿泊し、14日は生田神社、湊川神社、長田神社をいずれも正式参拝する。いずれもタクシーで移動する。

 平安期以来、伊勢や熊野、高野への参拝は岩清水八幡宮を参拝した後、淀川を下って四天王寺や住吉大社を経て行くのが主だった。その行き帰りには生田などの社寺を参拝したという。今回のプランは、神仏霊場会の立ち上げに尽力した廣川勝美・同志社大学名誉教授が監修し、神と仏が同座していた当時の巡拝をよみがえらせた。

 旅行実施は郵船トラベル。旅行代金はツイン2人1室で29万円、シングル36万円。旅行代金には宿泊費、食事代(朝3、昼3、夕3)、拝観料、タクシー代などが含まれている。参加者には「神仏霊場巡拝の道 公式ガイドブック」をプレゼントする。


情報提供:トラベルニュース社