第1回グランプリに「飛んでクルーズ北海道」、クルーズ・オブ・ザ・イヤー

 日本外航客船協会(JOPA、松平誠会長)はこのほど、オリジナリティがありクルーズ市場の拡大に寄与した旅行商品を表彰する「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2008」を発表した。第1回グランプリにはJTB北海道法人営業札幌支店の「飛んでクルーズ北海道」が選ばれた。授賞式は2月2日、東京・平河町の日本海運クラブで開かれる。

 グランプリ受賞商品は、商船三井客船の「にっぽん丸」を用いて小樽市や北海道クルーズ振興協議会も協力した。選考委員会(若勢敏美委員長=海事プレス社長)は「フライ&クルーズによる新たなマーケット開拓に大きく貢献。すべてのクルーズが満室で、しかも初乗船者が74%を占めたことは、クルーズの潜在需要の大きさを改めて示すとともに、日本のクルーズ史に残る企画となった。地域の活性化にも寄与した」と評価した。

 クルーズ・オブ・ザ・イヤーは今年度新たに創設した賞で、日本旅行業協会の後援を得て23件の応募があった。優秀賞2点、特別賞3点のほか、ベスト・クルーズ・カップル・オブ・ザ・イヤーには俳優の高橋秀樹・美恵子さん夫妻を選んだ。

 優秀賞=JLチャーター直行便利用「サファイア・プリンセス号で行く ゆったり優雅な夏のアラスカクルーズ10日間」(阪急交通社九州営業本部メディア営業部)▽ぱしふぃっくびいなすチャータークルーズ「春の瀬戸内と九州一周クルーズ8日間」(読売旅行クルーズ部)

 特別賞=「せとうち感動体験クルーズ」(「せとうち感動体験クルーズ」実行委員会)▽阪神タイガース応援謝恩スペシャル!「エバー航空直行便で行く 陽光のメキシカン・リビエラクルーズ10日間」(阪神航空大阪フレンドツアーセンター)▽市を挙げての積極的な客船誘致活動(岩手県・大船渡市港湾経済部)


情報提供:トラベルニュース社