アウトリガー、アジア進出でイメージを高級化−リーフ・オン・ザ・ビーチも刷新
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このほど来日したPR&マーケティングマネージャーのサンダース仁美氏は、これまでのイメージが「オン・ザ・ビーチ、安価、カジュアル」であったと分析。今後はこれを刷新し、アジアでは「洗練された良いもの」を打ち出す。アウトリガー・リーフ・オン・ザ・ビーチの改装は、同社が進めるワイキキ・ビーチ・ウォーク・プロジェクトの一環として進めてきたもので、館内は「建物の骨組みを残して全て作り変えた」という。具体的には、例えば800室以上あった客室を639室に減少して1室あたりの面積を増やし、全室にバスタブを設置するなど、アップグレードを実施した。旅行会社側の反応は良好で、ジェイティービー(JTB)やエイチ・アイ・エス(HIS)、ジャルパックなどの旅行商品で、4月出発分から組み込まれているという。
▽アウトリガー・リーフ・オン・ザ・ビーチは「ハワイらしさ」重視
「社運をかけた」という改装を経て、アウトリガー・リーフ・オン・ザ・ビーチは「ハワイアン・ラグジュアリー」を打ち出す。デザインは「伝統的なハワイアンスタイルとモダンエレガンスの融合」だ。スパは従来の2倍の面積に拡張する工事を現在進めており、4月にグランドオープンする予定。全体的なコンセプトとしては、ハワイの文化や歴史を重視。例えばエントランスにはハワイアン・コアの木でできたカヌーが吊るされ、館内では本物の歴史的な文化財や芸術品を展示する。アクティビティも、ハワイの文化や歴史を体験できるものをそろえた。
なお、オハナ・ワイキキ・ビーチコマーもこのほどリノベーションを完了。ロビーや客室のインテリアに現代的なデザインを取り入れたほか、客室では大型のフラットパネルや高速インターネット接続の環境を導入。2月には新レストラン「ジミー・バフェット・アット・ザ・ビーチコマー」がオープンする予定だ。