エア・カナダ、消費者向けにオーロラの魅力を伝えるイベントを開催

オーロラ解説には京都大学生存圏研究所特任教授の上出洋介氏が壇上に上がり、「イエローナイフは天候が安定しているのできれいなオーロラが見える」と話し、オーロラ発生の仕組みや構造についてクイズを交えながら説明。地上から見たオーロラだけでなく宇宙から見えるオーロラの貴重な映像も公開され、参加者からは関心する声も聞こえた。このほか、アーティストの華心(けしん)さんによる二胡演奏では、上出氏からの依頼を受けてオーロラをテーマに作曲したという「オーロラ組曲」をオーロラの映像とともにその神秘的な世界観を披露していた。
当日参加したのは昼の部と夜の部をあわせて約600名。主婦やシニア層のほか会社員なども参加していたという。ACマーケティングエグゼクティブの笹淵正一郎氏は、「現時点で2月の予約状況は昨年以上」とし、「オーロラ観測というテーマが消費者に受け入れられてきている」と参加者の熱心な様子や興味の高さを実感。またイエローナイフでのオーロラ観測については、空港からホテルまでが車で約10分、ホテルからオーロラ観測地までが約40分、ホテルから市街地まで徒歩5分から10分程度というオーロラ観測に便利な立地であることをアピール。「イエローナイフ自体がオーロラの町。到着してから午後16時にはホテルにチェックインが可能でその日に観測できるのも魅力」と語った。原油価格の下落や円高を契機に送客を伸ばしたいと意気込んだ。