魅力ある日本のおみやげは、観光庁がコンテスト

 観光庁は、外国人観光客にとって魅力的な土産品を発掘、奨励する「日本のおみやげコンテスト」を今年も開く。観光庁が設立されて初めての開催ということもあり、今回からグランプリとして観光庁長官賞を新設した。2月1日まで候補商品を募集している。

 コンテストは、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の一環として例年開かれているもので、日本独特の魅力を持つ土産品を発掘、育成し、海外に日本の魅力を伝えることを目的としている。

 募集部門は、(1)原材料が日本産で、日本で製造された飲食商品「日本の食品部門」(2)職人が伝統技術を用いた民工芸品「日本の匠部門」(3)リサイクルされた原材料や資源の節約につながる商品「エコ部門」(4)新しい日本文化を伝える商品「クール・ジャパン部門」の4部門。各部門で金、銀、銅各賞を選び、金賞に選ばれた商品からグランプリを選出する。今年から設ける審査員特別賞のほか、各国・地域賞も選定する。

 昨年は、食品部門は「南部せんべい手焼きセット」(青森県)、匠部門は「江戸切子風鈴」(東京都)、エコ部門は「あらたし キャンバススクエアバッグ」(東京都)、クールジャパン部門は「日本のアート消しゴム」(埼玉県)が金賞を受賞した。

 2月上旬に一次選定を行い、2月20日にVJC重点地域出身の外国人有識者などを委員に最終審査を開く。受賞商品は、成田、関西、中部、羽田各空港で展示販売するほか、英語、中国語、韓国語のホームページで周知する。

募集はホームページ(http://www.vjc-omiyage2009.com)で受け付けている。

情報提供:トラベルニュース社