12年に一度のホーランエンヤ 有料観覧席を旅行会社に限定販売

 島根県松江市、東出雲町で今年5月に開かれる日本三大船神事の「ホーランエンヤ」で、初めて有料観覧席が設けられる。旅行会社のツアー客に限定した観覧席で1月21日から予約申し込みを受け付ける。

 ホーランエンヤは12年に一度開かれる祭りで、見どころは宍道湖と中海を結ぶ大橋川に約100隻の船が浮かぶ船行列。船行列は、渡御祭として5月16日、遷御祭として24日に行われる。色とりどりに装飾した櫂伝馬船が行き交い、船上では松江市指定無形民俗文化財「櫂伝馬踊り」が披露される。

 観覧席は河畔に960席を設ける。観覧席利用者限定の大型バスを10台まで収容できる駐車場を併設し、屋台村なども設ける。16日が11時25分から、24日が12時30分から、それぞれ1時間ほど勇壮な祭りを間近で見学することができる。全席指定で、旅行会社に1口20席単位で販売する。

 第1次販売は1月21日9時から。30日まで受け付ける。渡御祭、遷御祭ともに1社6口を上限としている。先着順で定員に達し次第、申し込み受付を終了する。1次販売で完売しなかった場合のみ2月2日から追加販売を行う。料金は1席2000円。旅行会社への販売手数料は10%。

 申し込みは所定の用紙をHPから入手し、FAX 0852−26−6869で申し込む。問い合わせは松江観光協会0852−27−5843。


情報提供:トラベルニュース社