ジェットスター、成田就航の記念式典にベッキーさんが登場、便はほぼ満席に

  • 2008年12月22日

 ジェットスター航空(JQ)は12月18日、成田/ケアンズ線(週7便)と成田/ゴールドコースト線(週5便)の運航を開始した。ケアンズ線はカンタス航空(QF)からの引き継ぎ、ゴールドコースト線は新規就航になる。ケアンズ線の出発前には、搭乗ゲートで記念のセレモニーを開催、JQ・CEOのブルース・ブキャナン氏をはじめ、成田国際空港空港長の片岡久志氏が挨拶に立った。

 ブキャナン氏は「今日はJQが成田から飛ぶ歴史的な日。ケアンズ、ゴールドコーストとも日本人に人気のデスティネーションで、このフライトでさらに両都市が活性化されることを期待している」と述べるとともに、「JQは2年前に日本に初めて乗り入れて以来、これまで50万人を運んだ。我々はQFグループの将来的な成長の証」と付け加え、日本におけるJQの拡大を強調した。

 今回の両路線が加わったことにより、JQの日本路線は計週19便に拡大。日本/オーストラリア線で最大の航空会社となる。さらに来年3月から始まる夏スケジュールでは、ゴールドコースト便をデイリー運航にする計画だ。

 また、片岡氏は「成田空港開港30周年を迎えた今年、新しい航空会社を迎え入れることができたのは喜ばしいこと。2010年の第2滑走路延長後には、キャパシティが拡大し、さらに多くの新規航空会社を受け入れることができるだろう」と挨拶。「海外旅行市場が低迷している中、ジェットスターが市場活性化に貢献してくれることに期待する」と述べ、成田で初めてとなる格安航空会社(LCC)による定期便就航に歓迎の意を示した。

 また、セレモニーの最後には同航空のCMキャラクターを務めるタレントのベッキーさんも登場。「美しい自然、やさしい人たち、おいしい食事。オーストラリアにはいろいろな魅力があるのでご自身の目で確かめて欲しい」と挨拶し、オーストラリア旅行の素晴らしさをアピールした。

 なお、両便とも機材はエアバスA330-200型機で、初便の搭乗状況はケアンズ線が満席、ゴールドコースト線もほぼ満席と好調な出だしだった。両方とも人気の観光デスティネーションだけに乗客のほとんどがレジャー目的。若者層に加えてファミリーの姿も目立った。

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