スーパー駅長たまの和歌山電鐵で沿線スタンプラリー

 和歌山電鐵と和歌山県観光連盟は12月20日から、貴志川線沿線のスタンプラリーを始める。10月に県知事から「勲功爵」の称号を受けた三毛猫の駅長たまがいる貴志駅、沿線の3神社などにスタンプを設置する。スタンプを集め応募すると、スーパー駅長たまグッズなどがもらえる。

 貴志川線の利用促進と観光客の増加を図ろうと、初詣の時期に合わせた。沿線には日前宮、伊太祁曽(いたきそ)神社、竃山神社があり、貴志川線はもともと「三社参り」をするために敷設された。スタンプは3社のほか貴志駅、貴志川観光物産センターに置き、平池緑地公園ではクイズ問題を出す。

 スタンプラリーは、3ヶ所以上のスタンプまたはクイズの回答と、乗車確認印を専用応募ハガキに押し応募する。乗車確認印は、和歌山駅9番ホーム、伊太祈曽駅で駅員が押印する。5月20日までの期間に応募すると、人気のたまグッズをプレゼントする。

 和歌山電鐵は06年4月、赤字で存続断念を表明していた南海電鉄・貴志川線を引き継ぎ営業開始。いちご電車やおもちゃ電車などユニークな電車を走らせる一方、貴志駅の三毛猫の駅長「たま」が全国的な人気を集め、観光客の増加に大きく貢献した。09年春には「たま電車」も登場する予定で、現在、車体カラーリングのサポーターを募集している。1月末までに1口1000円を10口以上申し込むと、車内の記念プレートに名前が掲示されるそうだ。


情報提供:トラベルニュース社