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香港政観のMEHK、具体的な活動を始動、キャンペーン、セミナー開催

  • 2008年12月9日
 香港政府観光局(HKTB)のMICE専門組織「ミーティングス・アンド・エクセビション・香港」(MEHK)の日本の担当者である、HKTBシニア・マーケティング・エグゼクティブ・東日本の古谷剛氏は今後の活動について、「MICEは旅行会社やオーガナイザーごとにあわせ、緊密に対応する必要がある」とし、それぞれ個別のニーズにあった企画を提案していく。先ごろ、香港ディズニーランドとのMICE共催セミナーで明かした。

 2月には古谷氏が担当する東日本、および同じく専任で大阪オフィスのマーケティング・エグゼクティブ・西日本の笠井英巳子氏が担当する西日本で、業界向けのMICEセミナーを開催するほか、来年度からHKTBが従来、グループ団体向けに展開している「香港バリューキャンペーン」と平行し、MEHKの立ち上げ記念キャンペーンを開始する予定だ。

 現在、香港のMICEは、団体キャンペーンの申請状況で2005/06年度は400から450件、2006/07年度は600件から700件と増加しており、2007/08年度は11月までで500件を超えた。また、団体の規模も06/07年度は前年比で50%以上の3000名から3万5000名と増加。古谷氏はその理由として、2005年以降にMICEのプロダクトが増加したことに加え、香港への燃油サーチャージが他の方面より比較的安いこと、世界各地からの路線が充実していることを説明。また、今年度は日本から「羽田発着の定期チャーターが大きかった」とし、過去3年間の中で特にインセンティブが増えているという。


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