ハワイ、日本と協調したMICE誘致を強化、50周年に絡めた提案も

取り組みとしては今年4月、日本ハワイ観光協議会の分科会として旅行会社や航空会社など10名規模による「MICEアドバイザリーコミッティー」を発足。誘致に向けたアクションプランを策定し、来年度から実施していく。また、レイグリーティングやバナー提供などの販促サポートの実施や、リテールショップでの10%から20%のディスカウントプランなどを計画しており、近々に内容を発表する予定だ。
また、ハワイ州観光局(HTJ)ディレクターの一倉隆氏は来年、ハワイ州誕生50周年にあわせ「アニバーサリー」をメインテーマに展開することから、「周年イベントのある企業の旅行ならハワイ」と、アニバーサリーを切り口に提案。先行して開始している「ハワイ50選」や、来年1月からの「マハロキャンペーン」など、50周年に絡めたインセンティブ旅行を促した。
なお、セミナーでは環太平洋の中心である地理的優位性のほか、海洋科学、地球科学などの分野の先進性、安全性、治安のよさ、設備の充実度などをアピール。また、ハワイ・コンベンション・センターは同施設の特徴やMICEのプランとともに、新しい販促ツールを年内に完成する予定であることを紹介した。
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