(株)全旅が本邦初チャーター便で行「ラオス5日間の旅」

 (株)全旅(池田孝昭社長)は2009年2月12−16日、JAL直行チャーター便で行く「ラオス5日間」のツアーを実施する。日本からラオスへは定期航路がなく、日本の航空会社がチャーター便を運航するのも今回が初めて。東南アジアの新しいディスティネーションとしてアピールし、全国の同社送客会員を通じてツアー参加者を募っている。

 ツアーは、外務省が設定したラオスやタイ、ベトナムなどメコン地域諸国との交流を促進する「日メコン交流年09」の認定イベント。JALのチャーター便が2月12日に成田空港から、ラオスの首都ヴィエンチャンへ直行する。通常はタイなどで乗り継がないとラオスには渡航できなかった。

 プランは、ヴィエンチャンに滞在するAコースと、ヴィエンチャンから世界遺産のルアンパパーンを観光するBコースの2つ。いずれも5日間で、15日に再びチャーター便で成田に戻る。

 ヴィエンチャンは、メコン川沿いのラオス最大の都市で、フランス植民地時代の建物と仏教寺院が混在するアジア、西欧文化が融合したまち。ルアンパバーンは昔の王国の都で、寺院や仏教史跡が緑の中に点在する。1995年に世界遺産に指定され、メコン川に沈む夕陽はルアンパバーンの名物になっている。

 Aコースはフリープラン、ヴィエンチャン郊外の遊覧船乗船や少数民族の市場を見学する観光プランの2種類があり、価格は15万5000円から。Bコースは世界遺産のまち中観光やメコン川クルーズがセットされている。18万8000円。旅行代金に空港使用料、燃油サーチャージ、現地出国税は含まれていない。いずれのコースも追加代金5万円で往復ビジネスクラスにグレードアップできる。

 このツアーをきっかけに日本人観光客を増やしたいラオス側の期待は大きいという。「ニューヨーク・タイムズの行きたい旅行先調査で1位になったのがラオスです。やさしい国民性が特色で、今回も国を挙げて歓迎してくれます」と同社。

ツアーの第1回締め切りは12月25日。


情報提供:トラベルニュース社