日本航空、9月の国際線旅客数・利用率とも前年割れ−上半期も低調

  • 2008年11月10日
 日本航空(JL)の9月の国際線旅客数は、前年比17.1%減の97万867人、利用率は10.9%ポイント減の65.7%となり、旅客数は8月に続き前年比10%を超す減少を記録した。4月から9月までの上期合計の国際線旅客数は9.4%減の607万5858人で、利用率は4%ポイント減の67.4%。

 9月の路線別旅客数は全路線で前年割れとなり、旅客数で減少幅の最も大きい路線は中国線が25.0%減の13万3978人となったほか、オセアニア線が22.4%減の3万4439人、グアム線が21.7%減の3万6197人、欧州線が20.5%減の10万5749人。健闘が伝えられる韓国線でも、10.6%減の14万3856人となっている。

 上半期の路線別旅客数は、中国線が食の問題や地震などで20%減の80万1345人となり、最も減少幅の少ない韓国線で1.6%減の92万9018人となった。なお、利用率では韓国線が0.3%ポイント増の75.9%となった以外は、各路線とも前年の利用率を下回っている。


▽9月の路線別旅客数
太平洋線/20万2216人(15.3%減)/74.3%(9.4%ポイント減)
欧州線/10万5749人(20.5%減)/70.5%(10.4%ポイント減)
東南アジア線/31万4432人(14.9%減)/59.6%(10.9%ポイント減)
オセアニア線/3万4439人(22.4%減)/62.3%(15.9%ポイント減)
グアム線/3万6197人(21.7%減)/62.2%(12.2%ポイント減)
韓国線/14万3856人(10.6%減)/71.8%(4.9%ポイント減)
中国線/13万3978人(25.0%減)/43.6%(14.4%ポイント減)
合計/97万867人(17.1%減)/65.7%(10.9%ポイント減)

▽上半期の路線別旅客数
太平洋線/128万9677人(7.8%減)/76.9%(2.9%ポイント減)
欧州線/63万784人(12.0%減)/72.8%(1.8%ポイント減)
東南アジア線/200万1321人(6.3%減)/61.4%(2.7%ポイント減)
オセアニア線/19万7259人(16.1%減)/59.5%(9.1%ポイント減)
グアム線/22万5064人(15.6%減)/64.5%(8.1%ポイント減)
韓国線/92万9018人(1.6%減)/75.9%(0.3%ポイント増)
中国線/80万1345人(20.0%減)/42.6%(12.2%ポイント減)
その他/1390人(74.3%減)/74.3%(2.8%ポイント減)
合計/607万5858人(9.4%減)/67.4%(4.0%ポイント減)