「淡路島観光圏」に認定書 国交省近畿運輸局

 国土交通省近畿運輸局(各務正人局長)はこのほど、兵庫県洲本市の淡路県民局で、観光圏整備事業で補助金交付地域に選ばれた「淡路島観光圏」に認定書を交付した。同局の吉田晶子企画観光部長から、淡路島観光圏協議会の大塩茂彰会長(淡路島観光連盟会長)らに手渡した。

 交付式には、淡路島観光圏協議会を構成する島内3市など14団体のうち11団体から代表者が出席し、それぞれ吉田部長から認定書が渡された。

 大塩会長は「兵庫デスティネーションキャンペーンに向け、観光事業において3市がはじめて一体となって取り組むことができた。観光圏整備でこれを引き継ぎ、『淡路島全体が1つの観光施設』という視点で魅力ある観光地づくりを行い、滞在型観光を実現したい」と抱負を語った。

 淡路島観光圏は今後、農漁業など体験メニューの整備や、島の魅力を発信する「淡路島まるごとミュージアム」、食のイベント「ツール・ド・グルメin淡路」などの事業に取り組んでいく。2013年3月末までに、淡路島全体の宿泊者数を06年度比13%増の176万人にするといった数値目標を掲げている。

 観光圏整備事業では全国16地域が選定されたが、近畿運輸局管内では淡路島と、京都府舞鶴市などの「京都府丹後観光圏」が選ばれた。


情報提供:トラベルニュース社